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速報・市況2025年6月6日

☆[概況/大引け] マスク氏がトランプ大統領との対立を鎮静化する姿勢を示し買い戻しも

大引けの日経平均は187円高の3万7,741円、TOPIXは12ポイント高の2,769ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は862、下落銘柄数は710。出来高は14億6,413万株、売買代金は3兆6,054億円。
米中首脳の電話協議で交渉進展が示唆され、日経平均は反発した。
イーロン・マスク氏が宇宙開発企業のスペースXの宇宙船「ドラゴン」の退役を取り消し、トランプ大統領との対立を鎮静化する姿勢を示したため買い戻しが入った。
三菱重工を始めとした防衛大手3社が反発した。
メルカリは大和証券が目標株価を引き上げ、臨床検査のBMLはみずほ証券が投資判断を引き上げた。
鹿島(1812)や清水建設などのゼネコンが買われた。
鹿島は大手ゼネコンの中で最初に営業最高益を更新する見通し。
清水建設は政策保有株を減らすことが他の大手ゼネコンによりも意欲的で、これによる資本効率の向上や売却資金を活用した自社株買いが期待されている。
一方、トランプ大統領がマスク氏の企業に対する補助金を打ち切る姿勢を見せたため、テスラにバッテリーを供給していて米国政府から補助金を受けているパナソニックは売られた。

業種別上昇率上位は鉄鋼、建設、倉庫運輸、陸運、金属で、下落は水産農林、ガラス土石、繊維。(W)

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