TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 中国が知的財産権侵害に対する罰則強化を発表したため、対中制裁緩和期待で電機株が高い
速報・市況2019年11月26日

☆[概況/大引け] 中国が知的財産権侵害に対する罰則強化を発表したため、対中制裁緩和期待で電機株が高い

大引けの日経平均は23,373.32円の80.51円高、TOPIXは1,705.71ポイントの2.75ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は852、値下がり銘柄数は1,199。出来高は16億2,299万株、売買代金は3兆1,584億円。
中国が知的財産権侵害に対する罰則強化を発表し、米国の主張に対して歩み寄りを見せたため、対中制裁が緩和された場合を想定して、電機株が買われた。
売買代金が膨らんだのは、MSCI指数のリバランスが影響した。
ソニー(6758)はCMOSセンサの成長を評価したみずほ証券が目標株価を8,400円→9,900円に引き上げたことで賑わった。
日立化成は日立が昭和電工と売却交渉を行っていると報じられ急騰した。ただし、買収金額が9千億円規模の可能性もと報じられ、資金負担の重さから昭和電工は売られた。
ルネサスエレクトロニクスは今後、バランスシートへの懸念が低下すると予想したモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Overweight」に引き上げたことに刺激を受けた。
一方、内需株は物色対象から外れ、アサヒグループや山崎パンといった食品株や清水建設や大成建設などの建設株は売られた。
業種別上昇率上位は電機、精密、ゴム、保険、鉄鋼で、下落率上位は鉱業、食品、建設、金属、空運。

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