TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 保ち合い。金融が買われ、日本製鉄8連騰。NTTが高い。電機とチタン関連は下落
速報・市況2023年2月20日

☆[概況/大引け] 保ち合い。金融が買われ、日本製鉄8連騰。NTTが高い。電機とチタン関連は下落

大引けの日経平均は18円高の2万7,531円、TOPIXは7ポイント高の1,999ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,310、下落銘柄数は467。出来高は10億1,308万株、売買代金は2兆2,925億円。
1月は米国の利上げが3月で打ち止めになるという見方が出ていたが、インフレ圧力が根強いため、先週は米地区連銀総裁やFRB理事から一段の利上げが必要になるという見通しが示されたことを受けて、市場では3月、5月、6月と利上げが続くという見方に傾いている。
ただ、米国の利上げ継続観測に伴い、ドルが買われ円安が期待されていることが下支え要因となり、週明けの日経平均は保ち合いとなった。
米国の利上げ継続観測からメガバンクが買われ、オリックスや野村HDなどの金融セクターも上昇した。
高配当利回りの日本製鉄は8連騰。
NTT(9432)が買われた。ドコモのARPU(1契約当たりの収入)底打ちが遠くない可能性とNTTデータが海外事業に自信を示したことが材料視されている。
横浜ゴムは農業機械用・産業車両用タイヤのTWS社の買収スケジュールが具体化したことで大幅高となった。
グリーは、グロース市場に新規上場が承認されたカバー社に持分法適用会社の投資ファンドが出資していることで大幅高。
一方、先週末の米国で早期利上げ停止観測が後退し、エヌビディアやマイクロソフトなどがハイテク株が売られたため、週明けの東京市場でも東京エレクトロンや村田製作所が安い。
欧州エアバスがナローボディーのA320の月産計画を後ズレしたことを受けて、大阪チタニウムと東邦チタニウムは売られた。

業種別上昇率上位は証券、紙パルプ、ノンバンク、ゴム、電力ガスで、下落率上位は海運、鉱業、電機、精密、卸売。(W)

関連記事