大引けの日経平均は436円高の3万8,790円、TOPIXは20ポイント高の2,781ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,044、下落銘柄数は510。出来高は15億8,002万株、売買代金は4兆2,040億円。
イスラエルとイランの停戦合意が伝わり、日経平均は朝方3万9000円に接近したが、大台回復とはならず上げ幅を縮小した。
共同通信は、イランが米軍の攻撃前に大部分の濃縮ウランを安全な場所に移していたと報じた。
イランが核開発を諦めていないと、今後もイスラエルや米国からイランへの攻撃が続く可能性があると警戒されている。
レーザーテックはみずほ証券による投資判断引き上げで急騰した。TSMCとDRAMのEUVマスク向け発注の増加を予想し、株式市場は、2026年6月期下期からの受注回復を織り込み始めると解説した。
AIサーバーの組み立てを行う台湾企業の月販が急改善していることを受け、フジクラや古河電工が高い。
リズム(7769)は業績予想の開示と増配、株主優待制度の導入、立会外自社株買いの実施でストップ高となった。
一方、原油先物の急落で石油関連が安い。
停戦により、イランがホルムズ海峡を封鎖しない場合は、海運会社は迂回ルートを取る必要がなくなるため、海上運賃が低下するという見方から海運株は下落した。
業種別上昇率上位は非鉄、空運、証券、その他製品、電機で、下落率上位は鉱業、石油、不動産、海運、紙パルプ。(W)