TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 円高や中国のミサイル発射が警戒され下落。レーザーテックや不動産株が安い。一方、リクルートは反発し、テラスカイ急騰。日本電波工はストップ高
速報・市況2020年8月27日

☆[概況/大引け] 円高や中国のミサイル発射が警戒され下落。レーザーテックや不動産株が安い。一方、リクルートは反発し、テラスカイ急騰。日本電波工はストップ高

大引けの日経平均は23,208.86円の82.00円安、TOPIXは1,615.89ポイントの8.59ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は805、値下がり銘柄数は1,287。出来高は9億2,362万株、売買代金は1兆7,234億円。
今晩のFRB議長の講演は低金利政策の長期化を示すという観測で円高になったことや、中国が昨日、南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したことが警戒され、日経平均は値下がりとなった。
レーザーテックは、ASMLがEUV用マスク欠陥検査装置の業者としてKLAも採用しているとの観測から競争状態が警戒され、売られた。
テレワーク関連のブイキューブは利食い売りに押され反落したが、オフィスビルの需要減退も警戒されているため、三井不動産を始めとした不動産株も弱含んだ。
その他、円高警戒でホンダやSUBARUも安い。
一方、リクルートは第1四半期が62%営業減益だったが、業績底打ち期待で買われた。
米セールスフォースの好決算を受けて、テラスカイは関連銘柄として急騰した。
日本電波工業(6779)は埼玉医科大学と新型コロナウイルス抗原検査用センサの実証実験を行うと発表し、ストップ高となった。
高濃度のオゾンガスは新型コロナウイルスの感染力を抑制する効果があるが、人体に毒性を与えるため利用できなかった。ところが、藤田医科大学から低濃度のオゾンガスでも新型コロナウイルスの感染力を抑える効果があったと発表されたため、住友精密はオゾン発生装置の需要拡大期待が寄せられ買われた。
業種別下落率上位は保険、鉱業、不動産、空運、陸運で、上昇はゴム、サービス、倉庫運輸、精密、食品。

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