大引けの日経平均は300円高の3万7,747円、TOPIXは14ポイント高の2,785ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,018、下落銘柄数は536。出来高は16億2,762万株、売買代金は4兆854億円。
米国株続伸を受けて日経平均は反発したが、200日移動平均線(3万7,832円)では上値が抑制された。
MSCI指数への組み入れのサンリオとIHIが買われた。
古河電工は大和証券が電線4社の中の選好順位を4位から1位に引き上げたことが作用した。ータセンタ需要捕捉への期待が高まった他、中長期的なPERの割安感等を評価した。
資生堂は出遅れ株物色。
日米関税交渉のカードとして造船分野での対米協力が浮上しているため、東証スタンダード市場ではジャパンエンジンが大幅高となり、名村造船が買われた。
造船関連の物色が波及し、船舶用レーダーや電子海図表示装置の古野電気(6814)は1月に付けた年初来高値を更新した。
豊田織機はディスカウントTOBが失望された。
クレハは立会外自社株買いを行ったが大株主が売却したのとの見方で大幅安となった。
M&A総研は野村証券がレーティングを下げたことで売られた。
業種別上昇率上位はその他製品、石油、紙パルプ、保険、水産農林で、下落率上位はゴム、不動産、金属、陸運、海運。(W)