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速報・市況2025年9月5日

☆[概況/大引け] 大引けでは4万3000円に戻した。対米投資が不平等という解説も

大引けの日経平均は438円高の4万3,018円、TOPIXは25ポイント高の3,105ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,088、下落銘柄数は469。出来高は19億6,199万株、売買代金は4兆5,583億円。
トランプ大統領は現在25%の自動車関税の税率を12.5%に下げ、既存の税率2.5%と合わせた税率を計15%にする大統領令に署名した。
日経平均は朝方640円高となったが買い一巡後は上げ幅を縮めた。自動車株も伸び悩んだ。
7月に日米が合意した5,500億ドルの対米投資についての覚書にもトランプ大統領は署名した。
野村総研では、投資先は大統領が選定し、投資から生じる収益に関しては、米国の分配率はみなし配当額に相当する部分までは50%、それを超える部分については90%となっているため、日本にとって不平等と解説している。
ただ、米国の8月雇用統計が鈍化していると利下げ観測が強まるという見方から日経平均は大引けでは4万3,000円に戻した。
ニデックが反発。
トランプ政権による韓国のサムスンとSKハイニックスの中国部門への規制を受けて、米サンディスクは恩恵期待から急騰し、サンディスクと工場を共同運営しているキオクシアHD(285A)も大幅高となった。
アップルによるiPhone17発表期待で有機EL関連の保土谷化学が物色された。
一方、下水道関連の日本ヒュームは利食い売りでストップ安。
AZ-COM丸和はCB(転換社債)発行で既存の株主価値の希薄化懸念から売られた。
「スシロー」運営会社のFOOD&LIFEは5日続落。

業種別上昇率上位は精密、鉄鋼、ゴム、輸送用機器、ガラス土石で、下落率上位は空運、石油、倉庫運輸、電力ガス、サービス。(W)

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