TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小反落。海運と半導体関連が売られ、不動産株は上昇。伊藤園はBofAが2段階引き上げ
速報・市況2023年1月26日

☆[概況/大引け] 小反落。海運と半導体関連が売られ、不動産株は上昇。伊藤園はBofAが2段階引き上げ

大引けの日経平均は32円安の2万7,362円、TOPIXは2ポイント安の1,978ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は761、下落銘柄数は966。出来高は9億8,370万株、売買代金は2兆4,657億円。
日経平均は5日ぶりに小反落となった。
世界最大のコンテナ船社MSC(スイス)と2位のマースク(デンマーク)が、2社による定航アライアンス「2M」について、2025年1月末で契約を終了すると発表した。単独運航に移行するため、受注獲得のため、安値が提示されることが警戒され、川崎汽船など海運株の下げが目立った。
米国で半導体製造装置のラムリサーチの1~3月期見通しがアナリスト予想を下回ったため、東京エレクトロンやアドバンテストが売られた。
一方、賃上げが住宅需要を支えるという見方から野村不動産や東急不動産などの不動産株は買われた。
日置電機は今期も最高益更新予想が好感された。
伊藤園(2593)はBofA証券が投資評価を「アンダーパフォーム」→「買い」に引き上げたことで注目された。株価は通期計画の未達リスクと高PER銘柄の回避を受けて過去6カ月で約3割下落したが、金利上昇のバリュエーション影響を加味しても株価調整は行き過ぎと指摘している。

業種別下落率上位は海運、石油、電機、銀行、機械で、上昇率上位は不動産、精密、その他製品、水産農林、化学。(W)

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