大引けの日経平均は23円安の3万7,446円、TOPIXは6ポイント安の2,771ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は568、下落銘柄数は997。出来高は16億6,704万株、売買代金は4兆107億円。
トランプ関税を巡って、今週も赤沢経済再生担当大臣が米国を訪問し、5回目の日米協議に臨むことになった。3週連続となるが、まだ終わりそうもないという見方から、日経平均は小動きとなった。
そうした中、防衛関連に対する物色は活発で、IHIや川崎重工、沖電気が買われた。
エムスリーは「定時株主総会資料」で10位株主に「OASIS JAPAN STRATEGIC FUND Y LTD.」が1.2%保有で存在していることが判明し買われた。
内田洋行は業績上方修正で、伊藤園は増益増配予想が好感された。
東和薬品(4553)は「家族性アルツハイマー病」の患者にiPS細胞を活用して見つけた治療薬候補を投与する最終段階の臨床試験を5月に始めたと発表したことで注目された。
サンリオとフジクラは反落し、第一三共は4日続落。
インド子会社のレアアース磁石調達懸念でスズキは下落した。
業種別上昇率上位は鉱業、機械、海運、石油、ノンバンクで、下落率上位は電力ガス、医薬品、卸売、建設、サービス。(W)