大引けの日経平均は23円高の3万9,785円、TOPIXは2ポイント高の2,828ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は828、下落銘柄数は735。出来高は19億8,848万株、売買代金は5兆319億円。
米国は7月4日が独立記念日のため、6月の雇用統計は3日に発表される。
様子見姿勢から日経平均は小幅安だったが、大引けでは日経平均の臨時銘柄入れ替えで、NTTデータが除外され、ロームが採用されることに伴い、買いが入り戻した。
除外されるNTTデータの株価換算係数は5に対して、採用されるロームは1なので、換算係数調整株価の高いNTTデータに対して、低いロームが採用されたため、リバランスに伴い新規採用銘柄以外の日経平均構成銘柄に買いが入った。
米国がベトナムの関税を46%から20%に下げたため、関税政策への警戒感が幾分緩和され、JFEや日本製鉄などの鉄鋼株と日産やマツダなどの自動車が買われた。ベトナムに生産拠点を持つメイコーも物色された。
古河機械金属(5715)は深海に眠るレアメタルやレアアースの採鉱に向けて技術開発を進めていると報じられ大幅高となった。
一方。良品計画は既存店売上高の伸び率鈍化で売られた。
フジメディアは利食い売り。
日本ハムは金融機関からの株式売出で下落した。
業種別上昇率上位は鉄鋼、非鉄、輸送用機器、鉱業、化学で、下落率上位は情報通信、倉庫運輸、建設、小売、医薬品。(W)