TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は1,051円高の22,582円。米インフラ計画準備と報じられ、日経平均は上げ幅拡大
速報・市況2020年6月16日

☆[概況/大引け] 日経平均は1,051円高の22,582円。米インフラ計画準備と報じられ、日経平均は上げ幅拡大

大引けの日経平均は22,582.21円の1,051.26円高、TOPIXは1,593.45ポイントの62.67ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は2,104、値下がり銘柄数は48。出来高は15億5,476万株、売買代金は2兆7,542億円。
FRBが米国企業の社債購入と資本市場で資金調達できない企業向け融資も開始したと発表したため、米国で中小企業の倒産が減ると期待されたことに加えて、トランプ政権が景気てこ入れ策の一環として1兆ドル(約107兆円)に近いインフラ計画の提案を準備していると報じられたことも好感され、日経平均は反発を強めた。
東証は全面高となり、米国景気の改善期待で日産やホンダなどの自動車株が買われ、商船三井を始めとした海運株も高い。
米国のインフラ計画で恩恵を受けるという期待から、鉄鋼製品の合弁会社を持つ大和工業(5444)とカリフォルニア州とアリゾナ州でセメントを生産している太平洋セメントも値を飛ばした。
その他、米国商務省が5Gの規格策定で米国企業が中国のファーウェイと協力することを容認したため、昨日の米国で半導体株が買われ、本日の東京市場でもレーザーテックやアドバンテストの上昇が目立った。
ユーグレナは新型コロナウイルス感染症の抗体検査システムの共同開発を始めたと発表し大幅高となった。
業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、ガラス土石、輸送用機器、繊維で、下落業種はなし。

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