TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均607円高の19,897円。全国に緊急事態宣言で感染封じ込め期待から「コロナ収束後」に視線が向かい自動車や海運、鉄鋼、サービスが高い
速報・市況2020年4月17日

☆[概況/大引け] 日経平均607円高の19,897円。全国に緊急事態宣言で感染封じ込め期待から「コロナ収束後」に視線が向かい自動車や海運、鉄鋼、サービスが高い

大引けの日経平均は19,897.26円の607.06円高、TOPIXは1,442.54ポイントの20.30ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,063、値下がり銘柄数は1,034。出来高は14億905万株、売買代金は2兆6,104億円。
緊急事態宣言が全国に拡大され、経済への打撃が警戒されたが、それ以上に新型コロナウイルスの感染封じ込め効果が期待され、買い優勢で始まった。
加えて、米ギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験で、新型コロナウイルスに感染した患者が急速に回復していると報じられ、時間外取引でNYダウ先物が上昇したことも支援材料となった。
「コロナ収束後」に視線が向かい、ホンダを始めとした自動車株と生産再開で恩恵を受ける海運株と鉄鋼株が買われ、フィットネスクラブのカーブスやアルバイト情報のディップといったサービス株も物色された。
台湾のTSMCが設備投資計画を下方修正しなかったことも安心され、半導体検査装置のアドバンテストとレーザーテックは上昇した。
リケンテクノス(4220)は抗ウイルス認証取得の高透明フィルムに対する引き合いが激増しており、感染源となるスマートフォンの表面フィルムや飛沫防止用フェイスガードへの活用に期待と報じられ、ストップ高を演じた。
一方、治療薬の富士フイルムとテレワーク関連のブイキューブは反落した。
その他、全国に緊急事態宣言で、移動が制限されることから電鉄各社は売られた。
業種別上昇率上位は海運、輸送用機器、非鉄、鉄鋼、精密で、下落率上位は陸運、水産農林、紙パルプ、食品、石油。

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