TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日銀が毎日「指し値オペ」方針で1ドル=130円に。輸出関連が買われた。海運、ZOZO、OLCは下落
速報・市況2022年4月28日

☆[概況/大引け] 日銀が毎日「指し値オペ」方針で1ドル=130円に。輸出関連が買われた。海運、ZOZO、OLCは下落

大引けの日経平均は461円高の2万6,847円、TOPIXは38ポイント高の1,899ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,504、下落銘柄数は295。出来高は13億8,363万株、売買代金は3兆4,114億円。
日銀が長期金利の上昇を抑えるために、特定の利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を原則、連日続ける方針を決めた。
米国の金融引き締めと異なり、日本は大規模金融緩和を継続するため、ドル買い・円売りに拍車が掛かり、円相場は1ドル=130円台となった。2002年4月以来、20年ぶりの円安水準。
トヨタや日本製鉄、TDKなど輸出関連が買われ、日経平均は上げ幅を拡大した。
キーエンスやルネサス、アドバンテストは好決算で買われ、デンソー(6902)は挽回生産による今期利益見通しが好感された。
東鉄工はJR東日本の設備投資計画を受けて野村証券が格上げし上昇。
一方、商船三井の今期減益計画で他の海運株も売られた。
ZOZOはコスト増で今期の増益率計画が低いことで急落した。
オリエンタルランドは中期経営計画で2025年3月期の営業利益を1,000億円以上としたが、アナリスト予想平均は2,255億円だったので保守的と受けとめられ、大幅安となった。
イビデンは今期減益予想で売られた。

業種別上昇率上位は鉄鋼、鉱業、輸送用機器、ガラス土石、非鉄で、下落は海運、サービス、その他製品。(W)

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