TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日銀決定会合を控え反落。保険と石油、不動産が売られ、海運は買われた
速報・市況2023年12月18日

☆[概況/大引け] 日銀決定会合を控え反落。保険と石油、不動産が売られ、海運は買われた

大引けの日経平均は211円安の3万2,758円、TOPIXは15ポイント高の2,316ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は437、下落銘柄数は1,180。出来高は15億7,310万株、売買代金は3兆6,258億円。
日経平均は反落した。本日から明日まで開催される日銀金融政策決定会合が見守られ、パーティ収入裏金化疑惑に対する検察の強制捜査方針も警戒された。
保険株と石油株、不動産株と電力ガス株が安い。
セルソースは今期も営業減益が続く見通しで大幅安となった。
一方、武装組織による船舶への攻撃を受けて紅海の通航が一時停止し、海上運賃の上昇期待から海運株は買われた。
HISは前期が4期ぶりの営業黒字で今期の大幅増益と復配予想が好感された。
日本郵政は郵便料金値上げ案を受けて上昇した。
豊田通商(8015)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。最後のフロンティアと呼ばれるアフリカでの事業、国内最大規模の発電容量を誇る再エネ事業を持ち高い成長ポテンシャルが期待できるものの、実態が見えにくいため十分に株価に織り込まれていないと紹介した。

業種別下落率上位は保険、石油、不動産、電力ガス、ゴムで、上昇は海運、輸送用機器、紙パルプ、精密。(W)

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