大引けの日経平均は8円安の4万9,307円、TOPIXは16ポイント高の3,266ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,336、下落銘柄数は233。出来高は23億3,733万株、売買代金は6兆1,076億円。
高市政権が発足したが材料出尽くし感や少数与党政権で前途は厳しいという見方から朝方は702円安となった。
その後、労働時間の規制緩和で潜在成長率が高まるという見方や臨時国会中の補正予算に期待して持ち直した。
高市首相が安全保障関連3文書の前倒し改定方針で防衛関連が買われた。中でもIHI(7013)は米キャピタル・リサーチが5%超保有も好感された。
米GMの急騰で自動車株が連れ高。
大成建設や大林組などの建設株が高い。大和証券では大手ゼネコンについて、今回の回復局面は利益成長のスケールが大きくなる公算大と解説した。大成建設のレーティングは「2」→「1」に引き上げた。
レアアース関連の東洋エンジニアリングがストップ高。
第一稀元素化学(4082)はレアアースを使用せず、耐久性と透明度を両立したセラミックス材料を開発したと発表したため、ストップ高を演じた。
一方、NY金先物の急落で住友鉱山は下落した。
ソフトバンクグループが安い。
業種別上昇率上位は輸送用機器、建設、繊維、小売、機械で、下落率上位は情報通信、非鉄、銀行、証券、その他製品。(W)