大引けの日経平均は16円安の4万398円、TOPIXは3ポイント高の2,780ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は868、下落銘柄数は735。出来高は15億7,175万株、売買代金は4兆3,525億円。
期末が影響し小動きだった。
小林製薬は「紅麹」摂取で1人死亡の可能性で乱高下した。資産売却で当期純利益の増益維持は可能という見方が下支え要因となった。
日産は中期経営計画を発表したが売られた。SMBC日興証券では年率8％以上の台数成長を続けられるかは不透明感があると指摘。そして、中国の生産能力削減について具体的な言及はなく、パートナーとの生産能力の最適化を推進する、との言い方に留められているため、抜本的なリカバリープランが提示されたとも言い難い点は物足りなさも感じると述べた。
東急も中期経営計画を発表したが売られた。モルガン・スタンレーMUFG証券では資産売却や株主還元の規模感が物足りない印象と指摘した。
建設技研は今期減益計画で下落した。
一方、国際原子力機関(IAEA)による柏崎刈羽原発のテロ対策の改善状況に対する調査が始まったため、再稼働に向けた動きと受け止められ、東電は買われた。
IHIは来期の回復観測報道で人気を集めた。
パワエレ機器とパワー半導体の富士電機(6504)は株価が1万円に乗せた。
あみやき亭は業績上方修正が好感された。
フリービットは大和証券が目標株価を引き上げた。

業種別下落率上位は陸運、石油、紙パルプ、鉄鋼、ゴムで、上昇率上位は保険、機械、医薬品、不動産、電力ガス。（W）