大引けの日経平均は342円高の5万750円、TOPIXは5ポイント高の3,423ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は626、下落銘柄数は919。出来高は16億2,605万株、売買代金は3兆7,289億円。
日経平均は続伸。一時534円高の5万941円となったが、後場は手仕舞いで上げ幅を縮めた。
取引開始前に発表された12月の東京都区部消費者物価指数は、前年同月比2.3%上昇と、11月の同2.8%上昇から鈍化し、市場予想の2.5%上昇も下回った。
インフレ鈍化を受け、日銀が追加利上げに慎重になるという思惑から円安になり、株式が上昇した。
韓国のサムスン電子とSKハイニックスが、それぞれ来年2月に「HBM4」の量産を始めると報じられた。HBM4は米エヌビディアの次世代AIチップ「ルービン」に搭載される。
半導体検査装置のアドバンテストや製造装置のディスコやKOKUSAI ELECが高い。
フラッシュメモリのキオクシアも好調を継続。AI推論向けNAND型フラッシュメモリーの市場は年率7割で成長するという見方がある。
クスリのアオキ(3549)は自社株買いと設立40周年記念配当、中期経営計画が好感されストップ高。
カカクコムはオアシスマネジメントによる保有判明で上昇した。
一方、フジクラは続落。三井金属と日東紡は4日続落となった。
業種別上昇率上位はその他製品、情報通信、海運、証券、小売で、下落率上位は非鉄、ガラス土石、建設、鉱業、金属。(W)
