大引けの日経平均は524円安の2万7,527円、TOPIXは23ポイント安の1,950ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は290、下落銘柄数は1,493。出来高は13億8,413万株、売買代金は3兆4,268億円。
米国FRBの14日の0.5%の利上げに続き、15日はイングランド銀行と欧州のECBがそれぞれ0.5%の利上げを決定した。いずれも利上げ幅を0.75%から縮小させたものの、利上げ継続を強く示唆したため、世界的な景気悪化を招くとの懸念が再燃し、欧米主要株価指数が大幅に全面安となり、16日の日経平均は500円を超える下げ幅となった。
電機や機械などの輸出関連株が売られ、景気敏感セクターの非鉄株の下げも大きい。
これまで値保ちの良かったレーザーテックも利益確保の売りに押された。
ファーストリテイリング(9983)は来年2月末に1対3の株式分割を実施すると発表したが、日経平均先物売りの影響で下落した。
一方、高配当の海運株は底堅い。
ジェイテックコーポレーションは次世代半導体ウエハ研磨装置の開発推進で8日続伸。
サイボウズは東海東京調査センターが目標株価を引き上げた。ノーコード業務プラットフォーム「kintone」が牽引し、中期的に高成長局面が続くと予想している。
パーク24は今期の営業利益が5期ぶりに最高益を更新する見通しを発表したことで注目された。
業種別下落率上位は非鉄、ノンバンク、機械、電機、紙パルプで、上昇は海運、不動産。(W)