TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国の税還付期待で後場は堅調。海運や非鉄が高く、ドラッグストアは調整継続
速報・市況2022年4月19日

☆[概況/大引け] 米国の税還付期待で後場は堅調。海運や非鉄が高く、ドラッグストアは調整継続

大引けの日経平均は185円高の2万6,985円、TOPIXは15ポイント高の1,895ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,254、下落銘柄数は505。出来高は9億6,196万株、売買代金は2兆2,336億円。
高寄りして始まったが、ロシア軍がウクライナ東部で大規模戦闘開始と報じられ、前場は上げ幅を縮小した。
それに対して、後場は堅調地合いとなった。
米国は税の申告期限が4月18日に終了したため、市場での換金圧力が一巡し、今後の税還付期待が支援材料となった模様。
大和証券では、ここから1カ月程度は税還付が期待できると指摘し、税還付終了で5月央には「5月に売り抜けろ(Sell in May)」との相場格言通りになることが懸念はされるが、目先的には買い場と解説している。
海運株が買われ、米半導体株高を受けてレーザーテックも高い。
その他、住友鉱山や大平洋金属が上昇した。
アパレル大手のTSIはゴルフアパレルブランドを持っているため、スポーツ用品のアルペンが株式を3.7%取得したことが注目され、急騰した。
OBC(4733)はみずほ証券による新規「買い」判断で注目された。
一方、中国配車大手の滴滴出行の米国ADR急落で出資しているソフトバンクグループは売られた。
オリエンタルランドが安く、ツルハやコスモス薬品といったドラッグストアの調整が継続した。

業種別上昇率上位は鉱業、海運、非鉄、鉄鋼、石油で、下落は小売、サービス、医薬品、陸運。(W)

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