大引けの日経平均は1,487円安の5万1,885円、TOPIXは107ポイント安の3,542ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は70、下落銘柄数は1,495。出来高は29億241万株、売買代金は7兆9,080億円。
親イラン武装組織「フーシ派」が28日にイスラエルに対し弾道ミサイルを発射した後、米国・イスラエルに対して攻撃を表明したため、週明けの日経平均は一時2,806円安の5万566円まで売られた。
サウジアラビアやアラブ首長国連邦の東側にあるホルムズ海峡は、イランが封鎖しているために、日本は原油輸入の迂回ルートとしてサウジアラビアの東西パイプラインを使い、西側にある紅海を利用し始めた。
だが、フーシ派はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの侵攻に対抗して、2023年後半から約2年間にわたり、紅海で商船や軍艦を攻撃していた経緯がある。
紅海も通れなくなると、中東からの原油輸出は、スエズ運河を通って地中海に出て、アフリカ大陸の喜望峰を回るルートになるため、約100日と従来の3~4倍の時間とコスト増をもたらす可能性があると警戒された。
トランプ米大統領が29日、米国が先にイランとの停戦に向けて提示した15項目の要求について、イランがその大半に応じる姿勢を示してきたとの認識を示唆したことを受けて、後場の日経平均は前引けに比べて下げ幅を縮めた。
それでも引き続きほぼ全面安で、ソフトバンクグループやアドバンテスト、トヨタなどの主力株が安い。
買われた銘柄は乏しかったが、イーレックスやレノバなど再生可能エネルギー関連が物色された。
ライフドリンク(2585)はアイリスオーヤマが大株主に浮上し関心を集めた。
業種別下落率上位は証券、輸送用機器、ガラス土石、機械、空運で、上昇は石油。(W)
