TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤伸び悩み。石油関連とチタン2社が買われ、BEENOSが大幅高。海運は下落
速報・市況2022年6月9日

☆[概況/大引け] 終盤伸び悩み。石油関連とチタン2社が買われ、BEENOSが大幅高。海運は下落

大引けの日経平均は12円高の2万8,246円、TOPIXは0.9ポイント安の1,969ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は786、下落銘柄数は966。出来高は12億8,727万株、売買代金は3兆2,139億円。
日経平均は5日続伸だが終盤伸び悩んだ。
経済協力開発機構(OECD)が来年の日本の成長率予想を上方修正し、欧米と逆転する見通しが好感された。米国は2.4%→1.2%、ユーロ圏は4.3%→1.6%に下げたが、日本は1.1%→1.8%に上方修正。
「戦争の代償」という副題を付け、ウクライナ侵攻を行ったロシアに世界経済悪化の責任がある、との主張を込めた。

出資先のアリババ株の上昇を受けてソフトバンクグループが買われた。
UAEのエネルギー相が「今の石油消費ペースでは価格はピークにはほど遠い。なぜなら中国がまだ戻っていないからだ」と述べたため、原油高となり石油資源開発などが買われた。
大阪チタニウムと東邦チタニウムは年初来高値を更新した。
BEENOS(3328)は越境EC支援件数が3000件を突破し大幅高となった。
調整を続けてきたペプチドリームが安値圏から続伸。
3日連続ストップ安だったIRジャパンにはリバウンド狙いの買い。
一方、海運大手3社が売られ、シャープは今期23%減益予想で下落した。

業種別上昇率上位は鉱業、石油、その他製品、繊維、医薬品で、下落率上位は海運、証券、電力ガス、鉄鋼、電機。(W)

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