TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 続伸。米政府機関の再開を好感。SWCC効果で電線が高い。メイコーもAIサーバー関連
速報・市況2025年11月13日

☆[概況/大引け] 続伸。米政府機関の再開を好感。SWCC効果で電線が高い。メイコーもAIサーバー関連

大引けの日経平均は218円高の5万1,281円、TOPIXは22ポイント高の3,381ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は947、下落銘柄数は605。出来高は24億6,649万株、売買代金は6兆2,524億円。
トランプ米大統領が12日に、連邦政府機関の一部閉鎖を終わらせるための暫定財源を確保する「つなぎ予算案」に署名した。
打撃を受けた米国経済が今後は修復されていくという見方から、日経平均は続伸となった。
日本政府が来週、物価高対策などの経済対策を閣議決定することも支援材料となった。
SWCCが14日の取引時間中に発表した上期決算で、通期の営業利益予想を上方修正した。加えて、米国AIデータセンター向けに超多心細径高密度ケーブル「e-Ribbon」が好調なため、9月に発表した設備投資額をさらに上乗せすると報告したことも注目され、15日は2日連続ストップ高となった。
米国AIデータセンター向けの事業環境の好調さが注目され、古河電工や住友電工も買われ、フジクラも高い。
メイコー(6787)はAIサーバー向け高多層事業に参入計画でストップ高となった。
エムスリーは好決算で野村証券による目標株価引き上げも後押ししストップ高。
いすゞはゴールドマン・サックス証券が目標株価を引き上げで大幅高。
一方、ソフトバンクグループは続落。
ニッパツはデータセンター向けニアラインHDD向け精密サスペンションの需要拡大が期待されていたが、固定費増加と為替の影響で減益となったことが失望され、ストップ安となった。
ぴあは上期好決算で通期業績予想を上方修正したが、材料出尽くし感から売られた。

業種別上昇率上位は非鉄、電力ガス、証券、ゴム、銀行で、下落率上位は精密、情報通信、金属、その他製品、海運。(W)

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