TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 続落。富士通や東京計器、JCRファーマは高い
速報・市況2025年6月2日

☆[概況/大引け] 続落。富士通や東京計器、JCRファーマは高い

大引けの日経平均は494円安の3万7,470円、TOPIXは24ポイント安の2,777ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は562、下落銘柄数は1,013。出来高は17億43万株、売買代金は3兆8,398億円。
トランプ大統領が5月30日にSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿したことを受けて、6月2日の日経平均は下落した。
アドバンテストやトヨタ、ソフトバンクグループが売られ、米国関連のリクルートも安い。
パーク24は決算発表延期で下落した。
サンリオとIHIはMSCI指数への採用効果。
富士通(6702)はCEO(最高経営責任者)が、防衛事業の開示はこれまでいろいろな配慮の下に消極的だったが、安全保障に対する市場の向き合い方が変化してきた中で、今後は従来よりも開示できるように検討したいと述べたことで買われた。
東京計器は野村証券がレーティングを新規に「Buy」と発表したことで人気を博した。防衛機器は航空機用レーダー警戒装置や護衛艦や潜水艦向けの慣性航法装置(リングレーザージャイロ)を生産しているため、防衛費増額の恩恵を享受すると紹介した。
グロース株物色でSHIFTが高い。
JCRファーマ(4552)は慈恵医大や順天堂大学と治療タンパク質を脳へ輸送する新たな遺伝子治療法を開発したことで急騰した。

業種別下落率上位はゴム、輸送用機器、精密、海運、電機で、上昇は倉庫運輸、建設、保険、不動産、石油。(W)

関連記事