大引けの日経平均は1,244円安の6万1,409円、TOPIXは15ポイント安の3,863ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は858、下落銘柄数は675。出来高は31億9,589万株、売買代金は11兆4,254億円。
日経平均は大幅反落。米国株高を受けて、序盤は買われたが、長期金利が2.7%台となったことや、フジクラの今期予想がアナリスト予想を大きく下回り続落となったことに加えて、韓国株が大幅安となったことも響き、日経平均は一時6万1,000円割れの場面もあった。
フジクラは、光ファイバーの製造工程で材料の合成に使用する水素について、同社の水素発生装置はフル稼働であるため、一部を外部購入してきた。水素生産会社の供給制約で水素が入手難になるリスクを考慮したため、今期の業績予想がアナリスト予想に届かなかった。
水素は中東情勢とは無関係だそうだが、こうした原材料不足が警戒された。
半導体回路を製造する際に、シリコンウエハー上に薄く塗布したフォトレジスト(感光材)に、回路パターンが描かれた「フォトマスク」と呼ばれる原版を通して光を照射することで、回路パターンを焼き付ける。その後、現像処理によって不要な部分を除去し、エッチング工程で加工する。
フォトレジスト(感光材)は原油由来のナフサから作られるため、ホルムズ海峡の封鎖が長引き、ナフサの在庫がなくなると、半導体工場は生産停止に追い込まれる。
キオクシアHDやアドバンテスト、三井金属、イビデン、レゾナックなど半導体関連が売られた。
サムスン電子やSKハイニックスの上昇が牽引し、韓国総合株価指数(KOSPI)は5月6日に7,000ポイントに乗せた後、7営業日目の15日に8,000ポイント乗せとなったが、その分、反動安も大きかった。
空気圧機器メーカーのSMCは自社株買いを発表したものの、新たな資本政策を開示を見送ったことが失望された。
一方、浜松ホトニクス(6925)は業績予想の上方修正でストップ高。
ウシオ電機はステッパ露光装置中心に商談が活発化してきていて、業績への本格的な貢献は2027年度からを想定していると説明したため、ストップ高となった。
業種別下落率上位は非鉄、化学、ガラス土石、金属、機械で、上昇率上位は石油、保険、輸送用機器、陸運、サービス。(W)
