大引けの日経平均は187円安の5万339円、TOPIXは17ポイント安の3,408ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は549、下落銘柄数は980。出来高は15億6,798万株、売買代金は3兆7,436億円。
NY商品取引所が投機抑制のために証拠金を引き上げたことで、銀先物と金先物が下落。住友鉱山を始めとした非鉄株が売られ、日経平均は朝方327円安の5万198円となったが、売り一巡後は下げ幅を縮めた。
ただ、2023年大納会と2024年の大発会がともに下落し、2024年大納会と2025年大発会もともに下落したため、今回の年末年始もその動きを踏襲するのではないかという見方から大納会の終盤はさえない動きとなった。
キオクシアやソフトバンクグループ、フジクラは売られ、東洋エンジニアリングは反落した。
一方、富士通(6702)は、大和証券が「AIはチップからエージェントまで網羅的展開をしておりポジティブ」と述べ、レーティングを「2」→「1」に引き上げたため上昇した。
養命酒は株式非公開化に向けた入札で、米投資会社のKKRが優先交渉権を得たと報じられ大幅高となった。
十六FGなど地銀株が高い。メガバンクのPBRは1倍程度となったが、地銀はPBRが0.5倍程度と低いことで出遅れ感が注目された。
業種別下落率上位は証券、非鉄、その他製品、サービス、ノンバンクで、上昇は鉱業、精密、海運、電力ガス。(W)
