大引けの日経平均は122円高の3万8,211円、TOPIXは0.8ポイント高の2,786ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は673、下落銘柄数は877。出来高は15億9,049万株、売買代金は4兆661億円。
日経平均は伸び悩んだ。トランプ政権がレアアース供給確保のため対中ハイテク輸出の規制緩和を検討するとの報道を受け、9日の米国では半導体のAMDが買われた。これを受け10日の日本ではアドバンテストなど半導体関連が上昇した。
日銀総裁が「基調的な物価上昇率はまだ2%に少し距離がある」と述べたため、利上げに積極的ではないと受け止められ、一時円安となり、日経平均が上げ幅を拡大した場面もあった。
しかし、時間外のNYダウ先物の小幅安が響き、2時過ぎ以降は値を消した。
サンリオ(8136)はSBI証券が目標株価を引き上げた。
防衛関連が反落し、銀行と保険も安い。
業種別上昇率上位は海運、精密、鉱業、医薬品、化学で、下落率上位は保険、倉庫運輸、銀行、非鉄、紙パルプ。(W)