大引けの日経平均は29,559.10円の150.93円高、TOPIXは1,904.54ポイントの9.69ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,338、値下がり銘柄数は776。出来高は12億650万株、売買代金は2兆4,664億円。
武田薬品が米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンの製造販売承認を今週、申請する方針と報じられ、3つのワクチン普及による経済活動正常化期待から日経平均は反発した。
朝方の買い一巡後に小幅安となる場面もあったが、中国で4日に全国政治協商会議、5日に全国人民代表大会が開幕するため、政策期待で上海株と香港株が反発したことが後押しし、日経平均は再び上昇した。
ソフトバンクグループと武田薬品が買われ、景気敏感セクターの鉄鋼株と非鉄株が高い。
日立造船(7004)はラザード・アセットが大株主に登場したことで注目された。
一方、米国ハイテク株安の流れを引き継ぎ、日本電産や富士通が売られた。
アフターコロナの見地からオンライン診療関連のメドピアとWeb会議システムのブイキューブも安い。
業種別上昇率上位は鉄鋼、非鉄、空運、ゴム、海運で、下落は電機、その他製品、サービス。