大引けの日経平均は166円高の2万9,776円、TOPIXは7ポイント高の2,048ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,054、値下がり銘柄数は1,029。出来高は11億6,341万株、売買代金は2兆6,394億円。
日経平均は3日続伸。東京エレクトロンの通期業績予想の上方修正で、レーザーテックにも連想買いが入り、共に上場来高値を更新した。
三井住友FGは自社株買いを発表し、ゆうちょ銀行は業績上方修正と株主優待制度の導入が好感された。
ガンホーは自社株買い決議で急伸。
その他、エムスリーとメドピアが属するサービスや日産やマツダが高い。
一方、海運は反落し、空運も下落した。第一生命など保険も安い。
大手鉄鋼メーカーのJFEも安い。原料炭価格が高止まりし、副原料の合金鉄価格が大きく上昇しているため、採算悪化を予想した野村証券がレーティングを「Neutral」に引き下げた。
業務用ヘア化粧品メーカーのミルボンは先行投資による費用増加見通しを受けて、いちよし経済研究所がレーティングを「B」に下げたことが響き、急落した。
業種別上昇率上位はサービス、輸送用機器、紙パルプ、金属、医薬品で、下落率上位は保険、海運、空運、鉄鋼、ノンバンク。(W)