TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FOMC後の米国株大幅反発が安心され、日経平均は2万9,000円を回復。半導体関連と海運、OLCの上げが目立った
速報・市況2021年12月16日

☆[概況/大引け] FOMC後の米国株大幅反発が安心され、日経平均は2万9,000円を回復。半導体関連と海運、OLCの上げが目立った

大引けの日経平均は606円高の2万9,066円、TOPIXは28ポイント高の2,013ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,676、値下がり銘柄数は421。出来高は10億5,352万株、売買代金は2兆6,517億円。
FOMCがインフレ対策で後手に回ることを回避し、インフレファイターに転じたことが評価され、米国株は大幅反発となった。米国株高が安心され、日経平均は2万9,000円を回復。
岸田首相が経済安保の観点から官民で半導体の国内製造支援を行うことを表明したことを受けて、レーザーテックと東京エレクトロンが買われた。
アルバック(6728)は中国の電子デバイス関連事業の説明会を受けて、野村証券がレーティングを「Neutral」→「Buy」に引き上げたため急騰した。
日本郵船を始めとした海運大手3社は、野村証券がコンテナ船運賃の高水準定着を予想し、目標株価を引き上げたことに刺激を受けた。
その他、日本国内で感染症が抑制されているため、オリエンタルランドが高く、キヤノンは増配の発表で上昇した。
一方、ソフトバンクグループはもみ合いとなり、新生銀行は大幅反落。
パーク24は今期の純利益予想が低水準なことで売られた。
業種別上昇率上位は海運、精密、鉱業、電機、医薬品で、下落は紙パルプ。(W)

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