大引けの日経平均は23円高の4万2,633円、TOPIXは17ポイント高の3,100ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,014、下落銘柄数は547。出来高は17億144万株、売買代金は3兆9,537億円。
FRB議長の講演を控え様子見姿勢。
AI関連のソフトバンクグループは4日ぶりに反発。
電力抜きにAIによる産業革命は起こせないという見地から電力株も買われた。
生成AI「チャットGPT」が1回の質問に回答するたびに要する電力は推定2.9whで、グーグル検索の10倍に相当する電力消費量。
2.9whは一般的なスマホを20~30%程度充電できる電力だという。
日本ケミコン(6997)が急騰した。AIサーバ用基板を効率よく冷却できる液浸冷却手法に対応した「アルミ電解コンデンサー」を開発していることが支援材料となっている。
その他、消費者物価が市場予想を上回り、日銀による利上げ観測から金利が上昇したため金融株が高い。
ステーブルコイン関連のアステリアは日証金が新規の空売りを禁止したため、5日連続ストップ高。
米エヌビディアが、台湾の電子製品受託生産大手の鴻海精密に対して、中国市場向け人工知能(AI)半導体「H20」に関連する生産作業を一時停止するよう要請したと報じられたため、アドバンテストと東京エレクトロンは安い。
業種別上昇率上位は保険、証券、銀行、鉱業、電力ガスで、下落率上位は化学、空運、サービス、精密、鉄鋼。(W)