TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/寄り付き] 日銀総裁発言による157円台の円安で反発したが半導体関連の下落が重石に
速報・市況2024年12月20日

☆[概況/寄り付き] 日銀総裁発言による157円台の円安で反発したが半導体関連の下落が重石に

9時8分時点の日経平均は80円高の3万8,893円、TOPIXは10ポイント高の2,723ポイント。
植田日銀総裁が「来年の春闘のモメンタムなど今後の賃金の動向についても少し情報が必要と考えている」と説明したため、海外市場で1ドル=157円80銭の円安となった。
円安を受けて、今朝の日経平均は反発して始まったが、米国でマイクロン・テクノロジーが大幅安となったため東証ではレーザーテックやアドバンテストなどの半導体関連が売られ、日経平均は上げ幅を縮めた。
円安でトヨタやホンダが買われ、日本郵船など海運株も高い。
日銀が利上げを急がないという見方から三菱地所や住友不動産も買われたが、銀行株は下落した。
ENEOS(5020)は大和証券によるレーティング「3」→「2」が好感された。
ソニーグループはKADOKAWAの実施する第三者割当増資を引き受け、約10%の株式を保有する筆頭株主となることで買われた。
一方、KADOKAWA(9468)は下落。今回の調達資金は1株当たり4,146円となることが株式需給ではマイナス視された模様。

業種別上昇率上位は石油、不動産、海運、輸送用機器、建設で、下落は銀行、精密、その他製品、非鉄、情報通信。(W)

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