9時10分時点の日経平均株価は前週末比368円47銭(1%)高の3万8,110円08銭、TOPIXは同21.09ポイント(0.8%)高の2,790.42ポイント。
6日の米国株は大幅反発。5月の雇用統計で非農業部門雇用者数が事前予想を上回り、景気減速への過度の懸念が後退した。トランプ米大統領が米中通商協議を9日に行うと表明し、両国間の貿易交渉が進展するとの期待も午後の相場を押し上げた。シカゴ日経平均先物の6日終値3万7,990円にサヤ寄せして始まった。
為替が1ドル=144円台後半と円安方向に推移していることもあり、トヨタや日産など自動車、ソニーグループや日立など電機に買いが先行。米原油先物相場の上昇を背景に鉱業や商社も高く、6日の米国市場で長期金利が上昇したことを受け、三菱UFJやみずほFGといったメガバンクも高い。
業種別上昇率上位は医薬品、電機、銀行、非鉄金属、鉱業で、下落率上位はパルプ・紙、空運、鉄鋼など。(NA)