9時10分時点の日経平均株価は前日比329円42銭(0.86%)安の3万7,843円67銭、TOPIXは同22.10ポイント(0.79%)安の2,760.87ポイント。
トランプ米大統領が自動車産業の保護を目的に、自動車関税を引き上げる可能性があると示唆。貿易相手国との摩擦が高まるとの懸念から、トヨタや日産自など自動車株が安く始まった。また、円相場が145円台半ばに強含んでいるためソニーグループ、日立、三菱電など輸出関連も幅広く売られている。
12日の米国株相場は反発した。5月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.1%上昇と市場予想を下回り、トランプ政権による関税引き上げがインフレ加速につながるとの懸念が緩和。オラクルがクラウドインフラ事業について強気の見通しを示したことも市場マインドを好転させた。
ダウ平均株価は前日比101ドル85セント(0.23%)高の4万2,967ドル62セントで終了し、S&P500種株価指数は同23.02ポイント(0.38%)高の6,045.26と、2月20日以来の高値で取引を終えた。
業種別下落率上位は電機、輸送用機器、化学、卸売り、非鉄金属で、上昇率上位は鉱業、石油石炭、情報・通信など。(NA)