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速報・市況2024年4月10日

☆[概況/後場寄り] データセンター新設による電力需要増加期待で電力株が高い

12時40分時点の日経平均は106円安の3万9,666円、TOPIXは6ポイント安の2,748ポイント。
日経平均は小幅安。
国際エネルギー機関(IEA)は今年1月に、グローバルなデータセンターの電力消費量は2026年には2022年の2倍以上に急増するとの予測を発表した。
IT専門調査会社のIDC Japanも今年1月に、日本の2027年末時点におけるAIサーバー向け電力消費は、2024年末時点の約1.5倍となるという予測を示した。
マイクロソフトが4月9日に、生成AIの需要拡大に向けて、29億ドル=日本円でおよそ4,400億円を、日本事業に投資する方針を発表した。生成AIに不可欠なデータセンターを増強するほか、研究拠点を新設する方針。
これを受けて、データセンター向けの電力需要が増えるという見方から、東電(9501)や北海道電力が買われている。北海道電力の場合は、次世代半導体の国産化を目指すラピダスが北海道千歳市に工場を建設しているため、半導体工場による電力消費量拡大も期待されている。
高砂熱学など産業用空調設備の企業も高い。
信越化学が続伸で、東京エレクトロンが堅調。
高島屋が年初来高値更新となった。
一方、パルグループは決算が計画未達だったため大幅続落となった。

業種別下落率上位は保険、ノンバンク、医薬品、卸売、精密で、上昇率上位は電力ガス、非鉄、ガラス土石、化学、建設。(W)

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