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速報・市況2024年3月21日

☆[概況/後場寄り] ニデックは液冷装置で買われた。コンコルディアはMSCI採用期待

12時39分時点の日経平均は625円高の4万625円、TOPIXは37ポイント高の2,788ポイント。
エヌビディアが発表した人工知能(AI)向け半導体の「ブラックウェルB200」は、現在の「ホッパーH100」と比べ半導体の性能を左右するトランジスタの数が2.6倍に増え、AI向けの作業では5倍の処理能力を発揮する。
野村証券では電子部品業界に与える影響は3点と解説した。
(1)チップ間接続の高速化に伴うパッケージ基板とPCB基板の大型化。信号高速化で信号劣化が問題となり、配線加工やパッケージ材料の高周波化対応も必須となると予想。
(2)液冷装置市場の離陸。省電力効果に加え、冷却効率が高まればラックにより多くのプロセッサも設置でき、アーキテクチャ性能が上がる。
(3)電力供給の高度化と安定化。高度化ではGPUへの電力供給の変化(水平供給から垂直供給)、安定化ではUPSの重要性の高まりが挙げられる。
そして、ニデック(6594)は液冷装置に取り組んでいると紹介したため、買われている。

後場の相場は東京エレクトロンが上げ幅を拡大した。
コンコルディア(7186)はESG格付引き上げでMSCI指数への採用に現実味と四季報春号が記載したことが注目された模様。
一方、DOWAが安い。

業種別上昇率上位は紙パルプ、銀行、卸売、輸送用機器、保険で、下落は海運、陸運、空運、不動産、繊維。(W)

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