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速報・市況2022年6月27日

☆[概況/後場寄り] 上げ幅拡大。三菱重工が一段高

12時38分時点の日経平均は345円高の2万6,837円、TOPIXは18ポイント高の1,884ポイント。
みずほ証券は、夏の間は2万6,000円割れ押し目買いと2万8,000円超で利食いを勧めている。
(1)7~8月に発表される日米企業の4~6月期決算発表が重し。
(2)参議院選挙で自民党勝利は織り込み済みで、与党が過半数を握っても、岸田政権の政策に対する株式市場の期待は高まらない。
(3)7月発表の米6月消費者物価やFOMCで利上げの打ち止め感がでないと考えるため。

一方、秋以降に日経平均が2万8,000~3万円に切り上げると予想するのは、(1)10~11月の中間決算発表時に円安や内需回復を背景とした通期業績予想の上方修正と株主還元発表の増加。
(2)FRBの2023年に向けた利上げのピークアウトが見えてきて、米国経済のソフトランディング見通しが強まる。
(3)中国で秋の共産党大会に向けた景気回復見通しが高まると予想するためだという。

後場の日経平均は前引けに比べて上げ幅を拡大した。
ソフトバンクグループや日本郵船、川崎汽船が買われ、三菱重工が一段高。
NTTとKDDI(9433)はドイツ証券による投資判断引き下げで売られた。
その他、三井不動産や三菱地所が安い。

業種別上昇率上位は海運、鉱業、石油、紙パルプ、非鉄で、下落は不動産、銀行、ゴム、陸運、情報通信。(W)

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