12時37分時点の日経平均は304円安の2万7,029円、TOPIXは24ポイント安の1,935ポイント。
クレディ・スイス破綻という最悪のシナリオは回避されたが、AT1(その他ティア1債)は無価値になったため、AT1債を巡る損失自体が金融システム不安の契機となる可能性があると大和証券では解説。
少なくとも指標の上では健全性が高いクレディ・スイスのAT1債が無価値となる場合、今後のAT1債市場を通じた調達に影響を及ぼし、他の欧州銀行等を通じた次なる危機の伏線にもなりかねないと指摘している。
後場の日経平均は下げ幅を拡大し、メガバンクが売られた。
3月21日~22日のFOMCは利上げを停止するという見方が増えているが、実施した場合の混乱リスクも手控え要因となる中、日経平均は下げ幅を広げた。
第一三共(4568)はADC(抗体薬物複合体)技術を用いた抗がん剤の「ダトポタマブ デルクステカン」の非小細胞肺がんを対象とする初のフェーズ3試験結果が第1四半期に発表予定だが、本日利食い売りに押された。
一方、村田製作所は下値抵抗を見せている。石原産業と富士チタン工業との3社でチタン酸バリウムの合弁会社を設立することが支えとなっている。野村証券では、SiC(炭化ケイ素)やGan(窒化ガリウム)を用いた半導体が自動車など様々な電源回路に採用されるが、こうしたパワーエレクトロニクス分野の新技術潮流(GanとSiC)を積層セラミックコンデンサー(MLCC)の高性能化で捉えようとする動きと評価している。
業種別下落率上位は海運、倉庫運輸、不動産、空運、陸運で、上昇業種はなし。(W)
