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速報・市況2024年5月8日

☆[概況/後場寄り] 今期予想が失望され下落

12時43分時点の日経平均は516円安の3万8,318円、TOPIXは30ポイント安の2,716ポイント。
みずほ証券の解説によると、5月2日時点でプライム市場で2月と3月決算の企業の24%が決算発表を終えて、2023年度の営業利益は前期比22.8%増とアナリスト予想を0.6%ポイント上回ったが、2024年度の営業利益計画は前期比1.9%増とアナリスト予想を5.3%ポイント下回っているという。
サービス、輸送機、電機、機械でアナリスト予想を大きく下回っているとのこと。

立花証券では、前期業績は値上げやインバウンド、円安効果が想定以上だったため事前予想を上回る増益で着地した模様だが、その分、今期は増益に対するハードルが上がってしまっていると指摘。
今期の個人消費は賃上げ効果が期待できるが、一方で人件費上昇や原料高が企業業績を圧迫する。そのため、値上げをしても売上高を落とさないブランド力や技術力で業績続伸が期待できる企業の評価が高まると予想。
さらに、今期は業績が伸び悩んでも、自社株買いや増配でROEを上昇させることにより企業価値向上が見込める企業にも注目したいと述べている。

7日に決算を発表した任天堂も今期が営業減益予想だったことで売られている。
相場下落を受けて、東京海上や第一生命が安い。
一方、明電舎(6508)は上場来高値を更新した。データセンターや工場建設増加による電力設備事業の恩恵が期待されている。

業種別下落率上位はその他製品、保険、電機、証券、不動産で、上昇は海運、倉庫運輸。(W)

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