12時38分時点の日経平均は246円高の3万8,782円、TOPIXは15ポイント高の2,802ポイント。
SMBC日興証券では、トランプ大統領はイスラエルとイランの紛争開始直後は、米国が巻き込まれるリスクを警戒していたが、イスラエルの圧倒的優位の下に戦況が進捗していることから、今や勝ち馬に乗る方針を鮮明にしていると解説している。
イランの友好国のロシアはウクライナ戦争に注力せざるを得ず、中国もイランを防衛するために米国と事を交えるとは考え難いため、両国が動くにしても、イスラエルとイランの和平交渉の仲介を申し出るといった程度にとどまるのではないかと推測している。
イランで神権体制が崩壊した場合、仮に民主的な制度を導入したとしても、アフガニスタンでタリバンが復活したように、イランが「アフガニスタン化」することもあり得ると指摘した。
任天堂(7974)は前場に株式分割考慮後の上場来高値を更新した。
2024年1月にサウジアラビアのムハンマド皇太子が日本のゲームやアニメへの関心が高いことを背景にオイルマネーの買いが観測されていたが、それを思い出させ、株式市場に好影響を与えている。
バンダイナムコやスクエニHDも高い。
日本製鉄はUSスチールの買収に際して、増資を実施すると予想したジェフリーズ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」に下げたことで売られている。
業種別上昇率上位はその他製品、紙パルプ、証券、電力ガス、精密で、下落率上位は鉄鋼、海運、銀行、機械、医薬品。(W)