12時44分時点の日経平均は110円高の3万7,832円、TOPIXは11ポイント高の2,780ポイント。
三菱重工やIHIなどの防衛関連は堅調だが、大和証券ではそれとは裏腹に、政府・与党は参院選までに防衛費増額がテーマになることを避けている面がありそうだと指摘している。
防衛費増額がテーマになると、その財源として防衛増税の議論が避けられなくなるからだという。
ただ、トランプ大統領が日本の防衛費の負担について、最近では不満を述べることがなくなってきているので、水面下では防衛費に関する交渉が進んでいる可能性があり、防衛費のカードが切られているのであれば、関税交渉が失敗に終わることもないだろうと予想している。
後場の日経平均は前引けに比べて上げ幅を縮めた。
第一三共が買われ、日本製鋼所やパナソニック、アルプスアルパインが高い。
伊藤忠食品(2692)は最高値を更新。
三菱電機は利食い売りで、ファナックはSMBC日興証券による投資評価の引き下げで安い。
業種別上昇率上位は石油、保険、医薬品、空運、水産農林で、下落は鉄鋼、精密、電力ガス、小売、サービス。(W)