12時40分時点の日経平均は44円安の3万2,527円、TOPIXは2ポイント安の2,380ポイント。
日銀は金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。
フォワードガイダンスも「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」という文言を変えなかった。
なお、長短金利操作の運用は前回7月28日に柔軟に運用すると発表した時に、賛成8名で反対が1名いたが、今回は全員一致だった。
前回の反対した日立出身の中村委員は、当時、長短金利操作の運用の柔軟化については賛成だが、法人企業統計等で企業の稼ぐ力が高まったことを確認した上で行う方が望ましいと述べていた。
マイナス金利の解除がなかったため、日経平均は下げ幅を縮めた。
三菱重工が前日終値水準に戻し、IHIとファナックは下げ幅を縮小した。
レオパレス21や三菱地所などの不動産株が上昇した。
ニデックはTAKISAWAとともに、欧州の旋盤メーカー買収を目指すと報じられたことで高い。
ただ、マイナス金利解除への期待は当面続くという見方から西日本フィナンシャル(7189)が年初来高値を更新した。
業種別上昇率上位は鉱業、空運、不動産、石油、精密で、下落率上位は海運、電力ガス、非鉄、鉄鋼、建設。(W)