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速報・市況2023年9月4日

☆[概況/後場寄り] 渡辺努東大教授のインフレターゲット4%引き上げ論について

12時45分時点の日経平均は181円高の3万2,891円、TOPIXは17ポイント高の2,366ポイント。
9月3日の日経ヴェリタスは、渡辺努東大教授の「インフレターゲットは4%程度に引き上げるべきでないかという論稿を掲載した。
「景気後退に備えた緩和余地は大きい方がよい」という理由の他に、「国民のマインド変化を先導すべき日銀が消極的な見通しを出すことで逆に足を引っ張っているのは罪つくりだ」と指摘し、「人手不足で退場を余儀なくされる企業がふえそうだ。日本は長くデフレの時代にあり、賃金や価格が上昇してこなかった。このことが企業のイノベーションや個人のスキルアップをそいできた面は大きい」と解説している。

大和証券では「渡辺教授と同様に景気後退に備えた緩和余地が大きい方がよいという点からインフレ目標の引き上げに賛成」と述べているが、「インフレ目標は頻繁に変わると人々が信認しなくなるリスクがあるため、米国で一定の結論が出てからそれを踏まえて日本のインフレ目標を修正するのが良いだろう」とコメントしている。
そして、「もしインフレ目標が引き上げられれば企業業績の期待成長率が上昇するため株価にポジティブに働こう」と予想している。

後場の相場は引き続き、海運や鉄鋼が高く、三菱UFJが堅調度合いを増した。
タカラトミーが小幅高で年初来高値を更新。
一方、東京電力(9501)は売られた。

業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、輸送用機器、不動産、鉱業で、下落は空運、陸運、情報通信。(W)

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