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速報・市況2024年10月29日

☆[概況/後場寄り] 米ガートナーが世界半導体市場予測で2年連続2ケタ増の見通し

12時42分現在、236円高の3万8,843円、TOPIXは22ポイント高の2,680ポイント。
米国の調査会社のガートナーは28日に世界半導体市場予測を発表した。2024年に前年比18.8%増の6,298億ドルに拡大し、25年は13.8%増の7,167億ドルになると予測している。
AI(人工知能)関連の半導体需要の継続的な増加と電子機器生産の回復が成長を牽引すると予想。
GPU(画像処理半導体)はAIモデルのトレーニングと開発において支配的な地位を占めていて、GPU市場は2025年には前年比27%増の510億ドルになる見込み。
HBM(広帯域メモリー)市場は2024年には前年比284%超増の123億ドル、2025年も同70%増の210億ドルへと急速に拡大することが予想されている。
2026年までに、HBMチップの40%以上(現在は30%未満)がAI推論のワークロードに対応するようになるという。

日経新聞は、HBMの最先端品「3E」ではDRAMチップの積層数が8~12層と多く、ウエハーをより薄く削る必要があり、次世代品「HBM4」は積層数がさらに増えるため、ウエハーを超極薄で削る装置で、ディスコ(6146)の寡占化が進む可能性があると報じた。

ディスコやさくらインターネット、フジクラといった半導体関連やデータセンター関連が高い。
マネックス(8698)は香港のBoom証券などの売却益に関する利益還元として特別配当を発表したことが好感された。
一方、コクヨは業績下方修正で売られた。
トクヤマは上期好決算だったが、通期予想の据え置きで下落した。

業種別上昇率上位は銀行、証券、保険、非鉄、機械で、下落はガラス土石、金属、精密。(W)

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