12時36分時点の日経平均は131円高の3万7,018円、TOPIXは0.6ポイント高の2,709ポイント。
今週は先物とオプションの清算が重なるメージャーSQを14日に控えているため、ボラティリティ(価格変動性)が上昇しやすい。
日経平均がSQ前に3万7,000円を下回って推移している場合、プットオプションの売り手は買い戻そうとしても急騰しており、買い戻しは難しいため、それとは別に日経平均先物を売って「デルタヘッジ」を行う。
だが、その後、日経平均がSQ前に3万7,000円を上回った場合、先物を買ってデルタヘッジを解消するため、日経平均は一段と上昇しやすくなる。
後場の日経平均は前引けに比べて上げ幅を縮めた。
LINEヤフーが昨年来高値だが、ソフトバンクグループはやや上げ幅を縮めた。
任天堂(7974)が続落。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストが、トランプ大統領の関税政策によって米国ではゲーム機の輸入コストがかさみ、任天堂の「スイッチ2」を含むゲーム機の販売価格が上昇する可能性があると指摘した。ほとんどのゲーム機は中国で製造されているか、部品を中国から調達しているためだという。
良品計画も続落。SMBC日興証券によると、為替影響(国内本社から海外子会社へ輸出する部分)は非常に複雑で外部から把握することは困難だという。為替変動が大きい場合はこの利益影響で予想の精度が落ちる点も注意したいと述べている。
業種別上昇率上位は鉱業、陸運、輸送用機器、サービス、ゴムで、下落率上位はその他製品、鉄鋼、空運、電機、機械。(W)