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速報・市況2022年11月30日

☆[概況/後場寄り] 香港株と上海株の小幅続伸を受け、やや下げ幅縮小

12時39分時点の日経平均は120円安の2万7,907円、TOPIXは8ポイント安の1,984ポイント。
香港株と上海株が小幅続伸となっているため、後場の日経平均は前引けに比べて下げ幅をやや縮めた。
しかし、今晩の米国でFRB議長の講演を控えているため、様子見姿勢から4日続落となっている。

大和証券では中国の過剰な防疫措置による二次被害として、火災発生時の消化・救助活動の遅れなどの発生も増加していると解説。
中央政府は、国民生活・経済活動と防疫の両立を求めているのに対して、地方政府の幹部は防疫ミスによる責任追及を回避するために、防疫だけに力を入れているという。
こうしたことを改善するため、来年1月の旧正月の帰省シーズンに防疫政策の緩和・調整を実施するのであれば、12月上旬にも中央政治局会議が開催されると予想している。

東証プライム市場では後場も引き続き、キーエンスやHOYA、SMCなどの値がさ株が売られている。
東京ガスは1月の料金を発表したが、平均原料価格が価格転嫁できる上限を超えたため、原料費んの一部が自己負担となることで値下がりしている。
一方、エーザイ(4523)はアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」投与群での死亡例2例は、いずれも重大な合併症および大出血や死亡の一因となる抗凝固薬剤の使用などがあり、「レカネマブに起因する死亡ではない」と説明したため反発している。

業種別下落率上位は精密、電機、鉱業、サービス、紙パルプで、上昇率上位は海運、鉄鋼、ゴム、輸送用機器、保険。(W)

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