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速報・市況2022年5月23日

☆[概況/後場寄り] SMBC日興ではインフレによる消費腰折れの可能性は低いと予想

12時44分時点の日経平均は133円高の2万6,872円、TOPIXは10ポイント高の1,887ポイント。
インフレ懸念が高まっているが、インフレによる消費腰折れの可能性は低いとSMBC日興証券では論じている。
現在、家計の購買力は約311兆円あるが、消費は約293兆円に止まっているため、余っているおカネが約18兆円。
今年のインフレ率を市場予想の前年比1.6%上昇とした場合、家計の実質可処分所得は約5兆円程度減少するが、購買力の余剰が18兆円あり、過剰貯蓄47兆円を考慮すればさらに余裕がある。
そのため、家計の購買力は、消費水準に対して十分過ぎるほどあり、消費が所得によって制約されることはないだろうと解説している。

後場の日経平均は前引けとあまり変わらない水準で取引されている。
オリックス(8591)や東京センチュリーなどのノンバンクが買われ、武田薬品や小野薬品といった医薬品株も上昇している。
一方、三菱重工やクボタ、コマツが属する機械と、JFEや日本製鉄などの鉄鋼株が安い。

業種別上昇率上位は保険、海運、ノンバンク、証券、医薬品で、下落は鉱業、鉄鋼、空運、機械、紙パルプ。(W)

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