12時37分時点の日経平均は437円高の3万7,493円、TOPIXは35ポイント高の2,751ポイント。
石破首相が当選1回の衆議院議員の15人との食事会で土産代として1人当たり商品券10万円を配った問題で、支持率が急落したため、退陣に追い込まれると次は高市内閣という見方から、積極財政に期待して、三井不動産などの不動産株が高い。
高市氏も石破首相同様に安全保障の強化を掲げているため、防衛費増額は続くという見地から防衛関連も買われている。
その他、サイバーセキュリティー関連のグローバルセキュリティエキスパートと核融合炉関係の助川電気工業が高い。
大和証券は過去に予算成立後に内閣が退陣したケースは竹下内閣から宇野内閣、森内閣から小泉内閣となったが、3月から5月に株高と解説した。
春闘の賃上げ集計が出たことから材料の織り込みも進んだという見方で、ユナイテッドアローズや物語コーポ(3097)など消費関連の一角は安い。
業種別上昇率上位は機械、不動産、ゴム、証券、石油で、下落はサービス、非鉄、海運、小売。(W)