10時8分時点の日経平均は51円高の3万6,831円、TOPIXは4ポイント安の2,691ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は564、下落銘柄数は1,009。出来高は5億5,384万株、売買代金は1兆2,810億円。
ウクライナ中央銀行のピシュニー総裁は、通貨フリブナの「参照通貨」をドルからユーロに切り替える検討を開始したと明らかにしたとロイターが報じた。
トランプ米大統領が打ち出した関税措置によって、ドルの国際的な信認が揺らいでいるという事情もあると伝えた。
ウクライナに限らず、市場では「過去に積み上げ過ぎたドル建てアセットの縮小」に絡んだ「ヘッジの円高」の要素も強いという見方から、1ドル=143円台後半の円高となり、日経平均は一時172円安の3万6,606円となった。
株価が下落した要因では、北朝鮮による弾道ミサイルの発射も警戒されたが、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したこともあり、日経平均は再び小幅高に戻した。
ディスコなどの半導体関連とデータセンター関連のフジクラが物色され、メルカリは好決算で買われた。
一方、英アームは4~6月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回り、時間外取引で株価が下落したため、親会社のソフトバンクグループ(9984)が安い。
業種別上昇率上位はサービス、非鉄、証券、不動産、情報通信で、下落率上位は保険、海運、陸運、卸売、その他製品。(W)