10時10分時点の日経平均株価は前日比527円52銭(1.38%)安の3万7,645円57銭、TOPIXは同34.51ポイント(1.24%)安の2,748.46ポイント。
トランプ米大統領が自動車産業の保護を目的に、自動車関税を引き上げる可能性があると示唆。貿易摩擦が高まるとの懸念が再燃し、トヨタや日産自など自動車株が下落。円相場が145円台半ばに強含んでいるためソニーグループ、日立、三菱電など輸出関連も安い。東エレクやディスコなど半導体関連、三菱UFJやみずほなど銀行株も幅広く売られている。
個別ではモルガンMUFGが投資判断を下げたアルプスアルパインと村田製、東海東京が格下げしたシュッピン(3179)が安い。
一方、今期営業利益予想を上方修正したビジョナルがプライム市場の上昇率トップ。1Q営業利益が3倍増だったアールプランナー(2983)、マイルストーンの収入により上期黒字転換したHeartseed(219A)はストップ高し、株主優待制度を新設した明豊エンター(8927)はストップ高買い気配となっている。
このほか、SBI証が投資判断を「買い」に上げたブシロード(7803)、ゴールドマンが目標株価を上げANYCOLOR(5032)も高い。
業種別下落率上位は電機、輸送用機器、化学、医薬品、銀行、卸売り、非鉄金属で、上昇率上位は鉱業、石油石炭、電気・ガス。(NA)