2時19分時点の日経平均は34円高の3万7,504円、TOPIXは4ポイント安の2,773ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は591、下落銘柄数は976。出来高は11億4,454万株、売買代金は2兆8,040億円。
トランプ大統領と習近平国家主席が週内に協議する可能性が高いことを受けて、上海株は買われている。
中国がレアアースの輸出を制限しているため、フォードはシカゴの工場を一時停止した。
レアアースは永久磁石の材料となり、国防分野では、目標誘導ミサイル、スマート爆弾、戦闘機・輸送機、防衛兵器システム等で使用されている。
中国はレアアースの採掘で世界の7割、精錬したあとの流通では9割を占めているので、トランプ政権もレアアースを確保するために中国に対して譲歩するという期待から上海株は上昇している。
それに対して、日本は米国に対する交渉カードとして造船を持っているが、これは韓国も提供できるために関税交渉は難航しそうという見方で日経平均の上げ幅は小幅にとどまっている。
沖電気(6703)は水艦用のソーナー(水中音波探知機)を手掛けているため防衛関連の物色が波及した。
三菱商事や伊藤忠などの商社株は安い。
業種別上昇率上位は鉱業、機械、石油、紙パルプ、海運で、下落率上位は医薬品、電力ガス、卸売、建設、銀行。(W)